ベリーダンスにはその歴史と共に、様々なスタイルがあり、発祥となった国の文化の違いなどから、踊り方や、身につける衣装等、それぞれの違ったスタイルの特徴が創られていきました。ここではそんなベリーダンスのスタイル(種類)をご紹介します。

一般的にベリーダンスのスタイルは、歴史が長く煌びやかな衣装を着てソロで踊るイメージが強いオリエンタルスタイルと、彩度を落とした衣装を着て団体で踊るイメージのトライバルスタイルの2つに分かれます。 近年ではヨーロッパ舞踊の影響が色濃いターキッシュスタイル、他ジャンルのダンスと融合ししたトライバルフュージョンスタイルと、さまざまなスタイルが誕生してきています。

  • オリエンタルスタイル
  • トライバルスタイル
  • オリエンタルスタイル(シャルキスタイル、キャバレースタイルとも呼ばれます)

    基本的にソロで踊ります。一般的なベリーダンスのスタイルで、衣装はおなかを露出したものが主流。主にエジプシャンスタイルとターキッシュスタイルの2流派があります。

  • エジプシャン

    発祥地はエジプトです。ソロが基本で、即興などによく使われています。優雅で感情表現が豊かなスタイル。動きが細かいですが、腕をあまり動かさず上半身の 動きは少なめです。ダラブッカやレクといった打楽器を使い、細かい音を腰やお腹で取るので、ムーブメントができるまでは難しいですが、リズムに乗せて動け るようなるととても楽しいスタイルです。

  • ターキッシュ

    発祥地はトルコです。華やかでスピード感があります。大きな動きが多く、ダイナミックかつ時にアクロバティック。 腰をひねって斜め前面に持ち上げるスラストの動きが多く使われ、フロアーダンス(膝を付いたり、寝転んだり)が多い。 9/8拍子(8分の9拍子)のリズムに合わせて踊るのでテクニックが必要です。 ジルという道具を使ったりします。 衣装は両足に大胆なスリットの入ったスカートというイメージですが、近年は様々なタイプの衣装が出現しています。

  • ジプシー(ロマ)

    民族舞踊。 インド舞踊やスペインのフラメンコと共通する雰囲気をもっています。 主に9/8拍子のリズムを使った曲をつかいます。 衣装は大きなスカートや、柄は花柄やフリンジなど、普段着る洋服の様なものを身につけます。

  • トライバルスタイル

    トライバル(Tribal)とは「民族的な」という意味を持つ英語で、ベリーダンスにおけるトライバルスタイルは民族舞踊にインスパイアされたダンスとい われており、筋肉のアイソレーション(体の一部位を独立させて動かすこと)や流れるようなムーブメントにより視覚的に人を惹き付けます。1960年代にア メリカ西海岸ではじまり、それまで主流だったオリエンタル(キャバレー)スタイルとは一線を画した表情、動き、衣装で年々愛好家を増やしています。

  • アメリカントライバルスタイル(ATS)

    ヒッピー文化が生んだスタイルで、女性の強さ・個性を表現しています。フラメンコの影響を強く受けています。ヘビの様なうねりと、アームズ(腕の動き)が特徴。 キュー(上半身を中心とした動きのコンビネーション)と、ステップがあらかじめ用意されており、キューとステップを組み合わせて即興で踊ります。 衣装は黒やシルバー、コインのブラが特徴です。

  • トライバルフュージョン

    近年人気の高まっているスタイル。AST(アメリカントライバルスタイル)を基盤とし、ダンサー独自の解釈を積極的に表現します。 フラメンコやバレエ、バーレクス、フラフープ、そしてヒップホップなどの様々なスタイルやテクニックを文字通りベリーダンスと融合させたスタイルです。 衣装も音楽も、各自のセンスで組み合わせることができ、決まったルールは特にありません。

  • フォークロア(エジプト:パラディスタイルとも呼ばれます)

    様々な地域の踊りや文化を取り入れたスタイル。 主にグループで踊ります。 結婚式やお祭りなどで披露されることが多く、男性と女性が一緒に踊ることも。 衣装はあまり露出の激しくないタイプが一般的です。