基本や用語を知って、ベリーダンスを始めよう!|NOAダンス教室【ベリーダンス】

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今やエクササイズの一つとして人気を集めるベリーダンスですが、ひとことにベリーダンスと言っても歴史は古く、また現代でも様々なアレンジがされて人気を継続しています。そんな、実は奥深いベリーダンスをこれから初めたいと考えてる方に、基本的な動きや用語から紹介していきます。


■ ベリーダンスとは

ベリーダンスはイスラム時代以前のエジプトより、伝承されたと言われ、様々な説がありますが、地中海世界、中東、アフリカと関係が深く、またエジプトの墓の壁画には、半裸のダンサー達が描かれており、その姿がベリーダンサーが鏡の前で行う柔軟体操の姿勢に似てるとされました。紀元前5世紀からベリーダンスがあったとされると、歴史の長さが感じれます。中東以外の地域においては18世紀から19世紀にかけての絵画の中で登場したことにより、一般的に周知されていきました。


世界最古の踊りと言われるベリーダンスですが、女神崇拝のための儀式として巫女たちが踊ったのがはじまりだと言われています。また、豊作を祝うための踊りとして、脈々とアラブの女性たちに受け継がれていきました。
現在の洗練されたショー・スタイルはインドから西へと旅を続けたジプシーたちが作り上げたと言われています。アラブの民族舞踊を自分たちの踊りに取り入れ、ストリートパフォーマンスを行うことで、生計を立てていたのだとか。衣装にコインが縫い付けられているのは、全財産をアクセサリとして身にまとっていた彼女たちの名残と言われています。
こうしたジプシーたちはトルコではロマ、エジプトではガワージ、ガガルと呼ばれ、現在でも結婚式などに呼ばれ演奏を行います。またプロのダンサーやミュージシャンにもジプシーの血を引く者が多くいるそうです。


■ ベリーダンスの基本の動きを動画で覚えよう

 ベリーダンスはあまり飛んだり跳ねたりはないものの、他のダンスとはちょっとマニアックに体を動かしていくことが多いダンス。
言葉や文章などで学ぶより、動画から動きを真似てみる方がわかりやすいかも。今は数々の動画サイトで「ベリーダンス 基本 動き」などと調べると出てきますので、次の基本の用語や動きと合わせて動画も見てみて下さいね!

Dilaraさんというイントラさんがとても分かりやすく、DVDを出してるくらいなので検索してみるといいかも♪


■ 知っておきたいベリーダンスの用語

なんのダンスにおいても知っておくといい基本の用語を紹介します!

・アイソレーション

首、胸、腰、肩、などの部位をバラバラに動かすこと。パントマイムやブレイクダンスにも使われる言葉です。


・アサヤ

エジプシャンスタイルの踊りで使われる、ステッキのこと。


・イシスウイング

扇子状の大きな翼。首に固定して先端の棒であやつる小道具。


・ウード

弦をはじいて音を出すアラブの弦楽器。アラブ音楽では「楽器の女王」と呼ばれている。


・エジプシャンスタイル

基本はソロが多く、優雅で細やかな動きが特徴的。曲も比較的長いため、踊りも長く一つの物語を演じているような、伝統的な民族舞踊の動きを取り入れた振りが多い。アサヤを使うのもエジプシャンならではのスタイル。衣装も肌の露出はやや少なめで、素材も装飾もエレガントな衣装が多い。


・ATS

ATSはアメリカン・トライバル・スタイルの略。アメリカ西海岸発祥の群舞(2名以上のグループ)で女性の力強さを表現した動きが多く、多くの民族衣装の要素を取り入れ、裾の広いスカートを大きく使った動きが特徴的なスタイル。
頭にターバンを巻き、額にビンディを付けるのもトライバルスタイルに多くみられる。


・オリエンタルスタイル

アメリカのトライバルスタイルに対し、エジプトやトルコを含んだ中東全体のベリーダンススタイルの総称で、オリエンタルスタイルはさらに細分化され、ターキッシュ、エジプシャンフタイルなどと呼ばれます。


・カイロフェスティバル

ライヤ・ハッサン主催の「アハラン・ワ・サハラン」毎年6月にカイロで開かれるベリーダンスのお祭りで、7日間にわたってワークショップやダンスパフォーマンスが楽しめます。カイロでは、他にアイーダ・ヌール主催の「ナイル・グループ・フェスティバル」が有名です。


・ガラベーヤ

エジプトの民族衣装で、裾や袖口のゆったりとして筒状のワンピースです。元々はアスワンより南に住むヌビア人の民族衣装で、強い日光と厳しい乾燥の中で活動するのに適した衣装です。


・ザガリート

レレレレレ~と舌を震わせて発する高音の歓声。ダンスの最中に観客が発したり、ダンスの中に取り入れたりする場合もあります。


・ジプシー

ヨーロッパで生活している移動型民族を指す。転じて、様々な地域や団体を渡し歩く者を比喩する言葉ともなっています。


・ジプシースタイル

10世紀頃、北インド周辺からトルコ、スペイン、東ヨーロッパなどに移住したとされる、ジプシー(ロマ、ヒターノ)民族に広がった踊りで、生活に根ざした動きを表現したスタイル。明るい太陽の下、風を感じて踊るジプシースタイルのダンスは、路上や屋外で踊られることが多く情熱的。衣装の色がカラフルで、独特の旋律やリズムも特徴的。


・シミー

ベリーダンスによく出てくる基本動作で、腰を細かくふるわせる動き。ヒップスカーフが良くなるように動かすのがポイント。アラビア語ではラーシャと呼びます。


・シミター

アラビア、ペルシャ起源の湾曲した刀。三日月刀を呼ばれます。小道具。


・シャマダン

ろうそくを立てたキャンドルスタンド。祝儀などで頭にのせて踊ります。


・ジル

フィンガーシンバルとも言われ、指につけて音を鳴らす小型のシンバル。子灯具。


・スネイクアームズ

腕を左右交互になめらかにウェーブさせる動き。ベリーダンスの滑らかで妖艶な動きを表すのによく使われます。


・ターキッシュスタイル

ダイナミックで大きな動きが多く、ベールやジルで変化を持たせたり、膝をついたり低い姿勢での動きも特徴的。ステップがはやくエネルギッシュかつ官能的でスピード感あふれるターキッシュスタイルは近年特に若いダンサーに人気が高い。


・チョリ

もとはインドの民族衣装サリーの下に着るブラウスで、トライバルスタイルで着用されることが多い衣装。


・ダラブッカ

ゴブレット(足付酒杯)形太鼓の一種。ばちを使うこともあるが、本来は素手で叩くアラブの太鼓。


・ドフ

木の枠に皮を張ったタンバリンのような形をしたアラブの太鼓。フレームドラムと呼ばれています。


・ハフラ

アラビア語で「ホームパーティ」を意味します。カジュアルな発表会、ベリーダンスパーティーのこと。


・ヒップサークル

ベリーダンスによく出てくる動き。腰と床を平行に保ち、円を描くように動かします。


・ヒップスカーフ

コインの付いたスカーフ。腰に巻いて踊り、音を楽しむ。


・ヒップドロップ

片方の腰を上下に振る動きにアクセントをつけたもの。基本的な動きによく出てきます。


・ビンディ

元はインド生まれの眉間につける装飾で、トライバルスタイルでよく使われる。おでこ以外に、おへそ用のビンディもある。


・ファンベール

肩にシルクの布がついた、ダンス用道具。肩なので、閉じたり開いたりでき、華やかにダイナミックに見せることが出来ます。


・ベール

女性らしさ、華やかさを演出する小道具の一つ。口元を覆う中近東から、ベリーダンスの小道具としても使われています。両手を広げた大きさで、透け感があり、シルエットを出すために使ったり、派手に見せられるもの。


・ラクス・シャルキィ

アラビア語で東洋の踊りを意味する。アメリカ人によって命名されたベリーダンスと古くから踊られてきたアラブ圏の踊りとを言い分けるときに使われる。


・レッ/レク

金属の羽がついているアラブのタンバリンのこと。テフと呼ばれ、ジプシースタイルのダンサーが持っていることが多い。


いかがでしたでしょうか?ベリーダンスの独特な用語から様々なスタイルまで、紹介していきましたが、紀元前の時代から今なお受け継がれているのはダンスのジャンルとしても長く、すごいものです。また、ベリーダンスが今なお人気なのは現代までに様々なアレンジもされているところ。常に進化し続けていて、流行の音楽などを取り入れています。それだけ自由度が高く、自分自身の心の奥をそのまま表現しやすい踊りだからこそ気軽にでき、始められるダンスです。上手い、下手を気にせず踊れるのもいいところですね。ぜひ、ベリーダンスを初めて自分スタイルを探していきましょう♪

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