フラの基本ステップを覚えよう|ノアダンス教室【フラダンス】

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フラダンスとはハワイの伝統的な歌舞音曲で、歌もダンスも衣装もすべて自然由来で、伝統的なものとされていますが、最近の日本ではエクササイズ要素にも取り入れられることが多く、比較的簡単な動作で気軽に始められるダンスとして広まって来ています。また衣装も可愛いので女性なら1度は踊ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。そんなフラダンスの気軽に始められる基本ステップを踏まえてご紹介していきます。


■ フラの基本ステップの種類と名前

フラの基本はハンドモーションと足のステップを組み合わせて歌に合わせ踊っていきます。ハンドモーションは花、雨、太陽、愛など、一つ一つに意味のある動作なので、比較的わかりやすくイメージして動かしやすいので、歌詞の意味を理解しながら動かしていくことがあります。
始める前にまずはフラの基本姿勢を作りましょう。背筋をまっすぐに伸ばし、両手を腰に当て両足は肩幅に開き、そのままの状態で膝を軽く曲げます。腰を真下に下ろすようなイメージですが、お尻が突き出てしまったり、前のめりにならないように注意しましょう。基本姿勢が作れたら簡単にステップをやってみましょう。ここでは大きく9つのステップ紹介していきます。
① カホロ
② ヘラ
③ カオ
④ ウエヘ
⑤ カベル
⑥ カラカウア・イムア
⑦ コアカ
⑧ クイ
⑨ レレ
この9つが基本のステップと言われています。


 まずは①カホロですが、体を上下に動かさずに地を這うような感じで左右に2歩ずつ移動します。すり足で右に1歩、左に1歩という感じで、足を移動してから体重移動します。移動するとき腰は8の字を描くようにします。


 つづいて②ヘラは、腰を横に上げながら片足を斜め前に出すステップです。簡単そうですが、体重移動が意外と難しい動作。前に出した時の足はつま先だけが地面に触れます。腰を左に振った状態で、右足で1歩右に進みますが、重心はまだ左足に残っている状態。
 

 次に③カオですが、重心を移動しながら腰を8の字に描きます。女性らしい優雅なステップが特徴。綺麗な8の字を描くには、かかとを上げるときの体重移動がポイントです。かかとの裏から指先でしっかりと地面を踏みこむようにして、かかとを上げていきます。そのとき身体が上下に動きやすいので注意しましょう。


④ウエヘはつま先立ちで立つことです。最初はなかなかポーズが決まらずに意外と苦労するステップです。足指で身体を支えるため、ふらふらしがちですが、お腹にしっかり力をいれて安定してつま先立ちできるように体感トレーニングも同時に行うと慣れてきます。動き自体にアクセントをつけたり、ちょっとした抑揚に使われやすい動作です。


⑤カベルは左右の足を前に出して軸にし、腰を左右に振るステップです。カオと同じで、腰の動きが肝心です。上半身を動かさないように、お尻を少し後ろに出すような感じで振ると振りやすくなります。


⑥カラカウア・イムアは前後に移動する基本ステップですが、イムアが前とう意味を持っています。見た目よりもかなり動きがあります。右足を前に出した時に左足のかかとを浮かし前の右足に重心を乗せたらすぐに左に重心を戻し、右足を戻して足を揃えます。今度は左足へと交互に前に足を踏み出していきますが、それぞれ足裏を使ってつま先とかかとを浮かしながらステップを踏んでいきますので、かなりふくらはぎの筋力を使っていきます。


⑦コアカは方向転換のステップで、腰と手、そして足を上手く動かすことで、綺麗に方向転換をしていきます。まず両足を揃えて立ちます。そこから右足を後ろに下げ、つま先を右90度方向になるように置きます。次に左はそれに合わせて右90度方向に回転すれば方向回転ができます。基本コアカの方向転換は90度単位で行われます。


⑧クイのステップは基本ステップのなかでも独特な動きです。横に2歩移動するという意味ではカホロの要素があります。また床に足を打ち付けるようなステップを踏んでいきます。基本姿勢から、まず進みたい方向の足を上げ、下ろすときに進行方向に対して少しずらして足を床に打ち付けるように下ろします。反対の足を最初に上げた足の前にクロスするように足を払い上げます。イメージはサッカーでボールを味方にパスするように、かかとを前に出すように動かしながら横に進む感じです。


⑨レレのステップは前に進んでいくステップの1つです。1歩1歩前に進んでいくのが特徴ですが、腰の動かし方、重心の移動が大切になっていきます。右足を前に出したらその右足に合わせるように左足を揃える。今度は左足を前にだしその前の足に合わせるようにして右足を揃える、といった感じで1歩1歩前に進んでいきましょう。


 最後に中級編ですが、これらの基本のステップを組み合わせていきます。たとえば、レレとウヘエで「レレウエヘ」だと右足を横に出したら、右に体重移動し、浮いた左足を前にチョンと置いた後肩幅くらいでそろえて、そろえたところで両足のかかとを一度上げ下げるという動作。ウエヘの動作がやや難しいですが、一つ一つの動作がわかると中級編もよりわかりやすく動けると思います。


いかがでしたでしょうか。ベーシックな基本動作を9つほど紹介していきましたが、フラにはもともとカヒコとアウアナという2種類から出来ています。どちらもハンドモーションもステップも似たところはありますが、最近の主流は「アウアナ」が多く、今回紹介したステップもおもにアウアナの基本ステップになります。またフラはハンドモーションが入ってくるとどうしても上半身に目がいきがちですが、裸足で地面をしっかりととらえて、足で砂をつかむような動きがフラダンスの醍醐味なのかもしれません。基本ステップはじっくりやるとかなり地味な動きが多いですが、下半身のシェイプアップにもなりますので、まずは基本動作からはじめてみてはいかがでしょうか♪

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