ジャズダンスのレッスン前に知っておきたい用語と動き|NOAダンス教室【JAZZ】

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Michael Zittelによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/12312/


--はじめに

ジャズダンスとは、元はクラッシックバレエを基礎としたジャンルです。そこから派生し、20世紀初めにアメリカでジャズミュージックに合わせて踊られているものをジャズダンスと言うようになったのが始まりです。
今回はそんなジャズダンスの基礎・基本であるバレエ用語を、一覧にしていくつかご紹介します!


■ ジャズダンスのレッスンではバレエ用語が多い!?

元々バレエから派生したのがジャズダンスの為、バレエで使う動き(バレエ用語)が多く含まれます。
バレエを習うメリットのひとつは、体のポジションがうまく決まるようになることです。バレエでは、肩を上げずに両手を高く上げたり、膝を伸ばしてきれいに立ったりと、美しく見えるポーズを身につけます。無意識できれいなポーズを取れるようになると、ジャズダンスをする際に活かせます。
バレエで使う基礎筋肉や姿勢、ターンなどはジャズダンスでも多く必要とされます。バレエレッスンの全ての内容がジャズダンスに生かされるというわけではありませんが、バレエレッスンで身につけたことは必ずあなたのジャズダンスがより良いものになるはずです。


■ レッスンを受ける前に知っておきたい用語と動き

(1) プリエ

フランス語で「折り畳まれた・曲げられた」といった意味を持つ単語。バレエにおいては、立位から『膝を曲げる』動きを指します。


太ももが床と並行になるほど膝を曲げて行う深いプリエを『グラン・プリエ』、床に足裏全体をつけたまま行うプリエを『ドゥミ・プリエ』と呼びます。振付の中にプリエ単体が含まれることは少ないですが、他の動きの間で重要性があります。


(2) パドブレ

「移動」を意味する用単語。名前の通り移動するステップで、コンビネーション中のつなぎとして使われることが多いです。
ルルヴェ(つま先立ち)で、脚を交互に細かく踏みながら小刻みに移動する動きです。割とどんなジャンルでも使える動きです。


両足が一本に見えるように立ち後ろ脚から動き始めます。
パドブレを美しく見せる細かな動きをするためには、お腹周りの筋肉で上体をしっかり引き上げておくことが大切です。


(3) アティチュード

バレエのポーズの一種で「身構え」「姿勢」を意味します。片脚を軸に、もう片方の脚は膝を軽く曲げて前・横・後ろのいずれかに上げて保つ形です。


アティチュードには、体の方向と脚の位置の組み合わせにより、色々な種類があり、身体のラインや腕の位置などによっても印象が変わります。アティチュードは、クラシック・バレエにおける美しい姿勢とされ、シャッターチャンスの場面であったり、作品の重要な場面でよく使用されます。


(4) アラベスク

片脚を軸に、もう片方の脚を後ろに上げて保つ形。ポーズの一種。
・第1アラベスク
客席に近いほうの脚を後ろに伸ばして、軸脚側の腕を前に、
もう一方の腕を横に伸ばす姿勢です。


・第2アラベスク
第1アラベスクの、腕を逆にしたもので、客席に近いほうの脚を後ろに伸ばし、軸脚側の腕を横に、もう一方の腕を前に伸ばす姿勢です。


・第3アラベスク
第1アラベスクの、脚を反対にしたもので、客席に近いほうの脚を軸にして、もう一方の脚を後ろに伸ばします。
そして軸脚側の腕を横に、もう一方の腕を前に伸ばす姿勢です。


・第4アラベスク
第1アラベスクの、脚と腕を反対にしたもので、客席に近いほうの脚を軸にして、もう一方の脚を後ろに伸ばします。
そして軸脚側の腕を前に、もう一方の腕を横に伸ばす姿勢です。


(5) ピルエット

回転を意味する単語。軸足に対して、外側へ回転する動きです。
片足がつま先立ちで立ちもう片方の足を上げて一回転以上回転をします。
左脚で立っている場合,上げられている右脚の方向へ回転するものを外回り (アン・ドゥオール) といい,反対に左へ回転するのを内回り (アン・ドゥダン) といいます。また,空中にとびあがったままで体を回転する場合もあるります。


(6) シェネ

連鎖、鎖、チェーンを意味する単語で、回転技の一つです。
素早く連続で回転しながら、直線や円を描くように移動する動作のことで、進行方向に向かって一歩前に出して一回転、さらに一回転とこの動作が繰り返されている訳で、まさにターンがチェーンのように連なってゆきます。


シェネのコツは、
・回りはじめに出す脚は、進行方向へ
・内ももを寄せて、両脚の間隔が開いていかないように
・できるだけ遠くの見る場所を決めて、ギリギリまで見る
・回転をしたあとはすばやく振り返る
・アンナヴァンのひじが落ちないように
・左右の肩、腰が傾かないように。水平を保つ


(7) タンデユ

タンデュとは、「先を伸ばす」という意味です。片足を床にこすって出し、つま先を伸ばす動きのことです。


タンデュのポイントは、出した足のつま先です。
足を出す方向が、前・横・後ろの3種類あり、方向によってつま先の出し方に違いがあります。「つま先を出す」という言葉にまどわされて、全てつま先を先行させてしまいがちな為、注意が必要です。
シンプルなので、簡単そうに見えますが、間違えて覚えてしまっていることが多いので正しく覚えるとよいです。


(8) クッペ

クッペはフランス語で「切られた」という意味です。片方で立ち、もう片方の足と両足を床につけることなく素早く入れ替えて立つ動きのことをいいます。


クッペの形は膝を曲げた状態でつま先を伸ばします
その時に前のクッペの時も後ろのクッペの時も変わらず、つま先は
後ろの方にそしてかかとは前の方に伸ばし、軸足の前に付くか後ろに付くかの違いで前のクッペ、後ろのクッペといいます。


(9) パッセ

パッセはフランス語で「通過する」という単語。片足の爪先を軸脚の膝に持ってくるポーズのことです。
そのため、片方の足のつま先は、くるぶし・ふくらはぎ・膝までの道をすべて通過する必要があります。
点と点で結ぶポーズではなく、軸足をつま先でなぞるように引き上げることが大切です。


軸足の通過点を意識しなければならない上に、素早く膝まで足を上げなければならなりません。
軸足1つで体を支える脚力や体幹の筋力も必要ですし、通過させる足のつま先が伸びていることも大切です。さらにパッセのポーズは、股関節が柔らかくないと、美しい三角形を作り出すことが難しくなります。


--終わりに

いかがでしたでしょうか?今回はジャズダンスを踊るうえで大切なバレエの基本の動きについてご紹介しました!
バレエと同様にジャズダンスは姿勢や手足の先まで意識して踊ることが大切です。基本バレエを学ぶことにより、きれいな体のポジションが身につき、ジャズダンスのスキルを高められるはずです。
NOAではジャズダンスもバレエも共通して通っていただけます!
ジャズダンスを極めたい方は、基本でもあるバレエにも挑戦してみてはいかがでしょうか?

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