今や全世界でも人気になりつつあるK-POPというジャンル。
この確立されたジャンルは男女ともにマネしやすく、キャッチーで若者にも大人気です。音楽やダンスだけでなくファッションやその時の世相までも、共感できることから爆発的な人気となっています。またK-POPはそれなりのスキルと努力があり、グループによってコンセプトも違うため、自分の好みの推しを見つけるのもK-POPグループの魅力。
様々な魅力があるK-POPグループですが、そんな魅力の1つ、ダンスに今回は注目していきます。K-POPの振付はマネしやすいものが多く、むしろマネできるように作られてSNS等で拡散しやすいようにできています。ダンススクールでもK-POPクラス、完コピというクラスも多くあるほど人気となっていますが、これからK-POPダンスを始めたいという方によりうまくK-POPダンスを踊るための方法をご紹介します。
■ K-POPダンスに使われてるダンスジャンルとは
K-POPは何ダンス?と思われている方も多いと思いますが、基本的なベースはHIPHOPです。昔の韓国アーティストがアメリカではやっていたHIPHOPやラップを取り入れて今のような形になっていきました。基本はHIPHOPなので、しっかりHIPHOPのアップとダウンをしながらリズムが刻めるかは大切です。また、GirlsHIPHOPやJAZZHIPHOPの要素があったり、JAZZやバレエのようにクラシックでなめらかな動きのときもあれば、POPのように非人間的な動きを出したり、LOCKやSOULのようにディスコ風になったり、HOUSEのように爽快にステップを刻んでいくなどと曲のイメージやコンセプトによっていろいろなジャンルで構成されています。
■ どんなジャンルでも必須のダンスの基礎の基礎
(1) 柔軟・ストレッチ
まず踊る前にしっかり柔軟とストレッチをしましょう。いきなり踊るとケガにつながるので、しっかり踊る前に体を起こすことが必要です。ダンスは急に方向転換したり、予想もしないところに動いたりすることがありますので、特に足や股関節、アキレス腱などを伸ばしておくことが大切です。またある程度柔軟性も必要で、バレエやJAZZなどなめらかな動きをするときに必要です。体は急には柔らかくなりませんので、習慣づけてやるとしっかり変化してきます。
しっかりストレッチと柔軟ができてくると体の関節の動きがよくなるため、ダンスも大きく表現できるようになります。表現の幅も広がりますので、ストレッチと柔軟は忘れずにやりましょう。
(2) アイソレーション
アイソレーションとは分離運動というのが言葉の意味ですが、体の各部位を動かしていきます。上から順番に、首だけ、胸だけ、腕だけ、腰だけといった感じでそのパーツだけを動かしていくのがアイソレーション。ここでポイントなのはただ動かすのではなく、自分の体と向き合ってみて、右と左で差がないかどうかを見つけて、右と左の癖を直すきっかけにもなります。K-POPは首だけや腰だけなどアイソレを使った振付が多く出てきますので、左右差が出ないようにアイソレも大事にやりましょう。
(3) 筋トレ
ダンスをするのに筋トレなんて!と思われる方も多いかと思いますが、ダンスは日常にない動きをするので、普通はダンスに必要な筋肉はありません。なので、ポーズをとったり、しゃがんで立ったりなどの動作をしたときにグラグラっと体が揺れて保てないということが起こります。なので筋トレは必要です。じゃあどの筋肉を鍛えればいいのかということですが、わかりやすくいうと背中やおなか、胸、腰などの大きい筋肉から鍛えましょう。
あとは体幹と呼ばれるところで、おへその少し下あたり、お尻の穴をキュッと締めるイメージのところが固くなるといいかも。動作の中で、ぐっとおなかに力を入れたときにピタッと止まれるようになりますのでより、メリハリのある動きになります。
■ 初心者必見!基礎練習のメニュー
早く振付を踊りたい!という方も多いかと思いますが、振付をこなしていくにはリズムトレーニングも重要です。基礎練習はリズムトレーニングから始めていきましょう。リズム感はもともとある運動神経や感覚もありますが、反復練習によって養われていくものなので、繰り返し練習することで体が音に反応してくるようになります。
ブラックミュージックなどテンポの遅い曲や自分の好きな音楽をかけながら、HIPHOPの音の取り方でアップとダウンという膝で音をとるようなイメージで体全体を使って音にのってみるところから始めるとやりやすいかもしれません。リズムを取ろうと力みすぎると動きが固くなってしまうので、音に軽くのってみる程度に体を揺らしてみるところからやってみましょう。
■ ダンススクールのレッスンを受けるなら「リズムトレーニング」
しっかりリズムトレーニングをやってみたい!という方はダンススクールのリズムトレーニングというクラスからの参加がおすすめ。
リズムトレーニングのクラスは柔軟、ストレッチ、筋トレから音の取り方、アップとダウンのやり方やアイソレーションを使ってのリズムのいろいろな取り方を教えてくれるクラスです。
また、ずーっとリズムをとりつづけるわけではなく、後半はその基本の動きを生かしながら振付も入ってきますので、しっかりと踊った!という達成感も味わえます。
また、先生によって使う曲やジャンル、レッスンなどは違いますので、まずはいろいろな先生のリズムトレーニングを受けて、自分の好みの先生、お気に入りの先生を見つけてみてください。
■ オンラインで始める基礎レッスン
今はこのご時世スクールに足を運んで受けるのに抵抗があったり、お仕事柄外出を制限されていたりする方も多いと思いますが、そんな方へオンラインレッスンを実施しているクラスも多くあります。YoutubeやInstagram、ダンスのDVDなど、家で見られる動画はたくさんありますが、やはり実際にリアルタイムでのレッスンができるオンラインレッスンがおすすめ。
ご自宅のテレビにミラーリングして大きく映し出せば、家がスクールのように体感できます。また、デュアル画面で見れば画面を2分割出来、先生の動きと見比べながら練習することもできます。スクールによっては、チャット機能もついていますので、わからない動きやもう一度やってほしいときなどに質問を送ることができるので、リアルタイムのレッスンを体感できます。
いかがでしたでしょうか?ダンスの基礎は振付も少なく、退屈に思ってやめてしまう人が多いですが、ダンスの一番大事な部分です。基礎ができてないと見せ方や振付がかっこよく見えないので、ダンスの中ではおろそかにしてはいけないところです。リズムトレーニングでも楽しく、飽きないレッスンをしてくれる先生がたくさんいますので、自分のお気に入りの先生を見つけて頑張りましょう。振付をめいいっぱい楽しめるように、基礎から強化していきましょう!