K-POPダンスに欠かせない「アイソレーション」とは?初心者でもできる動かし方とコツを徹底解説|NOAダンス教室【K-POP】

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-はじめに

K-POPダンスを上手に踊るためには、リズム感や振り付けを覚えるだけでは足りません。
実は、プロのダンサーが"キレ"のある動きや滑らかな表現力を持っているのは、「アイソレーション(Isolation)」というテクニックをしっかり身につけているからなのです。
この記事では、アイソレーションとは何か? そして、首・肩・胸・腰などパーツごとの基本動作と練習のコツをわかりやすく解説します。
K-POPダンスを始めたばかりの方も、ぜひ今日からの練習に役立ててください!


■ レッスンの初めに登場するアイソレとは

アイソレーションとは、身体のある一部分だけを他のパーツと切り離して動かすトレーニングのこと。
首、肩、胸、腰などをそれぞれ独立して動かせるようにすることで、より自由で正確なダンス表現が可能になります。
K-POPのパフォーマンスでは、こうしたアイソレーションの精度が「見映えの差」につながる重要ポイント。
とくに動きを止める・流す・滑らせるといった表現に、アイソレの上手さが大きく影響します。


■ アイソレでダンスが上手くなる理由

「アイソレーションの練習をしなくても、ひたすら踊る練習してたらダンスは上手くなれるのではないか?」と感じた方もいるはずです。
しかし実際には、ダンスを上手く見せたり深みのある表現をしたい時にはアイソレーションがかなり必要になります。
逆に言えばアイソレーションの練習を怠ってしまうと、どうしても薄っぺらいダンスに見えてしまうのです。
最近ではK-POPが世界中で流行っていることもあり、ダンスのレベルの高さが話題になりますが、やはりプロのダンサーに共通して言えるのがアイソレーションが完璧ということ。
アイソレーションが体に染み付いているからこそ人々を驚かせたり、感動させるダンスができるのです。アイソレーションは普通の人間では出来ない動きなので、習得するまでは長い道のりかも知れません。
しかし、アイソレーションをマスターすることでダンスの表現は、より豊かになりうまくなります。ダンスがうまくなりたい方は、是非、ダンスレッスンでアイソレーションを大事に行ってみてください。


■ まずはここから!部位別アイソレーションのやり方

(1) 首のアイソレーション

首は、肩が一緒に動かないように胸の前で腕をクロスして固定して行いましょう。注意点は顎が出てしまうことです。
たくさん動かそうと意識すると顎ばかり動いてしまいます。
練習するときは、前後左右に壁があるように意識し、以下のように動かすと効果的です。


・前→鼻を前の壁につける感覚
・後→動かすときは後頭部を付ける感覚
・右→右耳を壁に付ける感覚
・左→左耳を壁に付ける感覚


(2) 腰のアイソレーション

腰は、肩の高さが変わらないように注意しましょう。
行うときは腰を落とし、手を腰においてグイっと手の力も使うと可動範囲が広くなります。
前に腰を出すときは腹筋でぎゅっと引き上げるイメージで行うと効果的です。後ろや左右に出すときもわき腹やおしりの筋肉を意識して引き上げるイメージで行うとよいです。


(3) 肩のアイソレーション

前後に動かすときは肩を少し上げて半円かきながら動かすと効果的です。左右に動かすときは交互に動かします。
このとき、上がっていないほうの方は下げるようにしましょう。
肩のアイソレーションは腕を広げたときの可動域に影響します。


・前→腕を前に刺す感覚
・後→後ろのひじ掛けに肘を置く感覚
・右→右肩を耳に近づける感覚
・左→左肩を耳に近づける感覚


(4) 胸のアイソレーション

胸のアイソレーションは一緒に肩が動かないように注意しましょう。
特に左右に胸を動かすときは肩が斜めになりやすいので、胸から上を横に移動させる感覚で行うと効果的です。
上手くできない場合は両手を横に広げた状態で左右に動かしてみましょう。さらに、少し腰を落とした状態で行うとやりやすいです。


【参考動画】


■ できないと諦めないで!アイソレのコツと練習方法

【ダンスの練習であることを忘れない】

第一にアイソレーションの練習がダンスの練習であることを忘れないことです。やはりアイソレーションはダンスを踊っているという感覚ではないため、「なんのためにこんなことしてるんだろう」と挫折する原因になってしまいます。「自分はダンスに深みを入れたいから今は頑張るんだ!」という気持ちで練習を行えば継続することができ、上達に繋がります。


【必ず鏡を見て練習する】

2つ目はアイソレーションの練習をする際は必ず鏡を見て練習することです。鏡を見ながらゆっくりと正しい動きでマスターしていくことが大切ですが、鏡無しで練習をすると間違った動きで覚えてしまい、変な癖がつくことがあるためです。


【動かす部分と動かさない部分をはっきりさせる】

「首・肩・胸・腰」にはそれぞれ動かさないように意識することがとても大切です。いつまでもただ練習しているだけだと、自分はできていると思っていても見栄えが悪くなる原因になるためです。
日々の練習の中で動かす部分とそうでない部分を意識することを癖づけておくと、より早く上達に近づくはずです。


■ 音楽を流しながらトレーニングしよう!

アイソレーションを行う際には曲選びはとても大切です!

【スピード】

曲のスピードが遅すぎず早すぎず、終始同じスピードの曲がおすすめです。
具体的にはスピードが90〜100BPM前後の曲を選ぶと良いです。
また、曲によっては途中でBPMが変わってしまったり、セリフのようなものが入る("ブレイク"と言ってメロディやリズムの流れが一時的に停止した空白部分がある)曲があります。そのような曲はトレーニングの流れが中断されたり、集中力が切れてしまうのでお勧めできません。
終始同じスピードの曲が練習にぴったりです。


【曲調】

明るくてアップテンポな曲は自分自身の気分も上がり楽しくトレーニングをすることができるのでおすすめです。
アイソレーションのような基礎トレーニングは振り付けを習うのとは違い、地味で同じような動作を毎回繰り返すため飽きてしまう人も多いです。
ですが、何よりも継続が大事ですので聞いていて自分のテンションが上がる曲を選んでみ見ることがオススメです。


【アイソレーションの練習におすすめな曲3選】

① SEVENTEEN - 「Rock with you」
BPM:約96

ややしっとり系のミドルテンポ。体の流れを意識したアイソレーションに向いています。


② IVE - 「LOVE DIVE」
BPM:約98

曲構成がわかりやすく、リズムも終始安定。練習のモチベーションも上がります。


③ BTS - 「Butter(Instrumental)」
BPM:約108(少し速めだが、ノリやすくテンポが一定)

インストバージョンを使えば集中して反復練習できます。


-終わりに

アイソレーションをしっかり習得することで、K-POPダンスの表現力は格段に上がります。
NOAのK-POPレッスンでは、初心者でも安心して学べるよう、ウォーミングアップからアイソレーションを丁寧に指導しています。
まずは体験レッスンで、その効果を実感してみてください!

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