はじめに
みなさんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか?最近もおさまることのなく勢いが増していくばかりのKPOP界ですが、今回はKPOPの「掛け声」の文化に迫っていきたいと思います!
■ K-POPの掛け声とは?
「掛け声」とはアーティストの歌に合わせてファンが合いの手を入れるように叫ぶものです。韓国語で「응원법(ウンウォンボブ)」(応援法)といいます。うるさいんじゃないの?と疑問を持たれる方もいるかと思います。しかしこの掛け声があることによって、アーティストとファンの一体感が生まれるのです。多くはアーティスト運営側から前もって公式の掛け声が提示され、ファンはそれに沿って掛け声を行っていきます。
現在、K-POPアイドルのほとんどが掛け声システムを採用しており、そのスタイルはアーティストごとに様々だ。激しいダンスナンバーからしっとり歌い上げるバラードのような曲まで、掛け声がつく楽曲も多岐にわたっています。
応援方法は1世代アイドルであるH.O.Tのファン「Club H.O.T.」から始まりました。1996年にH.O.T.がデビューし、大人気となってから韓国のファン文化が形成されました。当時はエンターテインメント会社にファンを管理する部署がありませんでした。そのため応援方法もファンたちが自ら作りました。
活発に活動するファンクラブの会長や経営陣が中心となって応援方法を作り、オンラインやオフラインで他のファンたちに教えていたそうですその後もジェクスキス、god、神話などの1世代アイドルや、東方神起、SUPER JUNIORなどの2世代アイドルのデビュー直後まではファンが応援方法を作っていました。
アイドルのファン活動をする人が増え、オンラインでのファン文化が確立したことで応援方法が複数個できる混乱を避けるための処置としてエンターテインメント会社で作るようになりました。
■ 掛け声が有名なアーティスト
KPOP界ではほとんどのグループが掛け声制度を導入していますが、中でも有名なグループの掛け声をご紹介します!
【SEVENTEEN】
KPOP界でも最難関レベルで難しい掛け声の曲があると言われています。何と言っても人数の多さが関係しているでしょう。短いイントロの中で13人も名前を叫ばなきゃいけないのです特に「HIT」は名前を逆から言わなければならない難易度MAXの掛け声が入ってきます。
【BTS】
世界的人気を誇るグループであるBTSは、「キムナムジュン!キムソクジン!ミンユンギ!チョンホソク!パクジミン!キムテヒョン!チョンジョングク!BTS!」と曲の前奏、中間で基本的にメンバーの名前を叫びます。スピードは様々です。元の歌詞を一部変更した部分や、ラップメンバーでメンバーと一緒に歌う部分など、ヒップホップ独特の拍に合わせて掛け声をするのが難しいポイントでもあります。
【東方神起】
東方神起の世代はまだ、公式的に掛け声が発表されていない時でした。そのためファン同士で掛け声を作りファンサイトで広めあって掛け声を行っていました。東方神起の大ヒット曲である「MIROTIC」の時のファンの一体感はトリハダ物です。
■ 何て言ってる?難しい!掛け声はどこで覚えるの?
曲の一部を一緒に歌ったり、間奏でメンバー名を順番に叫んだり、グループによって、曲によって異なる掛け声ですが、なぜあんなにもファンの声がぴったりと揃うのでしょうか...?覚え方は様々ですが、基本公式から曲のアップロードとともに発表されます。実は最近はアイドル本人たちが動画を出してくれるグループもあるので難しい掛け声も推しと一緒に楽しく覚えることが出来そうです
掛け声の決め方としては、まずエンターテインメント会社で応援方法を作ります。一般的にアイドルがカムバックしたら、初めの週に音楽番組でタイトル曲と収録曲1~2曲を披露します!アーティストの新しいアルバムが発売された後音楽番組出演までの間に、新曲の応援方法を作って公式ホームページやSNSにアップロードします。応援方法がアップロードされると、ファンたちは曲を聴きながら一生懸命練習して練習した応援方法を音楽番組やライブで叫ぶのです !基本的には韓国語Verの掛け声がほとんどです。