タヒチアンダンスの衣装を揃えて踊ろう |NOAダンス教室【タヒチアンダンス】

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 タヒチアンダンスを踊る上で、醍醐味となってくるものがタヒチアン特有の衣装になります。天然の自然素材を利用し、色鮮やかで華があるため、ダンス以外の部分でも本場の雰囲気を味わうことができます。衣装にもこだわることで、よりタヒチアンの魅力や奥深さに気づくことができるはずです。今回は、そんなタヒチアンダンスの衣装についてご紹介したいと思います。


■ タヒチアンダンスに欠かせない衣装

 タヒチアンダンスの衣装には、グラン・コスチュームと呼ばれる衣装があります。正確には、ル・グラン・コスチュームと呼ばれ、タヒチアンダンスの特徴とも言える、豪華で立派な衣装のことを指し、タヒチ語ではアフ・オリと呼ばれています。
 貝や羽の装飾が施されたゴージャスなヘッド・ドレス、踊る時に腰の動きをさらに強調するモレなどを付けます。タヒチアンダンスのショーでは、みんながこのゴージャスな衣装を着用し、タヒチアンダンス特有の激しい腰の動きと相まって、特有の世界観を生み出しており、その光景は圧巻です。
 他にも植物を材料とした衣装もタヒチアンダンスには欠かせません。7月開催の伝統のヘイヴァ・ヌイというお祭りで踊られるタヒチアンダンスでは、自然素材を使った衣装を着ることが決められています。
 使われる材料としては、生か乾燥させたもので、中でもよく使われるものは、アウティ(ティー・リーフ)だそうです。他にも、シダ、オプヒ(ジンジャー)、ティアレ・タヒチなどの多くの葉や花が装飾に使われています。


 ただし、タヒチアンダンスの衣装にもルールがあります。ピアス、腕時計、指輪(結婚指輪を除く)、ネックレスなど、衣装と関わりのないアクセサリーの着用は禁止されています。また、グラン・コスチュームの色において、蛍光色や青などの色の衣装の着用も禁止されています。これは、植物染料を使用した材料の衣装しか認められていないため、青のような植物染料では抽出できないような色は使用することができないのです。
 このように、タヒチアンダンスの衣装は非常に奥深いものになっています。他のダンスでは味わえない雰囲気を独特な衣装を着て楽しみましょう。


■ タヒチアンダンスといえば「ココナッツブラ」

 ココナッツブラは名前の通り、ココナッツの殻をカットして作られた天然素材のブラです。タヒチアンダンスをやられている方の多くは「ココブラ」と略して呼んでいます。ココナッツブラは女性をセクシーで魅力的に見せてくれて、衣装としてとても映えるため、タヒチアンダンスをやる上で欠かせないものになっています。


 ココナッツブラは名前通りココナッツの殻からできているので、100%天然素材であり、同じものは1つもありません。大きさも柄も色合いも全て異なります。ただし、天然素材なので強度はそれほど高くなく、汗を吸った状態だとカビやすいため取り扱いには注意しなくてはなりません。
ココナッツブラは、ココナッツの殻に穴を開けて、左右と上部分に紐を通して結べるようにしてあります。ココナッツブラの下は基本的に地肌なので、直接ココナッツブラをつけるとズレないかという懸念があるかと思います。しかし、首と背中の両方でしっかり固定をすれば安定感が生まれ、ズレ落ちる心配はありません。


ココナッツブラは、天然素材なので大きさやフィット感も異なってきます。大抵のところは子供用、S、M、Lとサイズ分けされていますが、その中でもココナッツの個性が現れるため、バストがはみ出さないか、カパカパしないかなどを試着して確認することをお勧めします。ココナッツブラをつけたときに紐が食い込んで痛いと感じたら、長い髪ゴムを紐と付け替える方法もあります。紐に関してはあとから変えることもできるので、最初に選ぶ際は、カップが体にフィットするかということを優先するといいでしょう。


■ 練習時に大活躍のパレオ

タヒチアンダンスの練習中の服装として、上半身は自前のTシャツやタンクトップ、下半身は腰にパレオを巻いて、足は基本的に裸足でレッスンを行います。よって、新しく自分で揃えるものとしてはパレオのみになります。


しかし、パレオという言葉は聞いたことがあっても、実際にどのようなものか分からない方が多いことと思います。パレオはもともとタヒチの民族衣装で、現地の言葉で「巻き付けるスカート」という意味を持ちます。
このパレオ1つ巻き付けるだけでタヒチアンダンスの本場の気分が味わうことができます。さらに、つけ方を変えるだけで、その人の見た目や印象も大きく変えることができます。腰に巻いてスカートのようにしたり、胸に巻いてトップスのようにしたり、また、パレオの長さを最大限まで生かせば、ワンピースのように着こなすことができます。
練習とは言え、見た目にもこだわった方がモチベーションを高めることができるため、自分に合ったつけ方をしてみましょう。


■ タヒチアンダンスの衣装が買えるお店

現地の人たちは皆、植物などから作る衣装は自分で作るそうです。アウティを編んで作るヘイ、ベルト、腕・足飾りなど、作れるものは自分で、苦手な人も皆で協力し合って衣装を作成するそうです。
しかし、最初から自分で手作りとなると、タヒチアンダンスを始めるためのハードルが高くなってしまうため、最初はお店に行って必要なものを揃えましょう。


タヒチアンダンスの衣装は、基本的にネットショップでも販売されています。しかし、ココナッツブラはできればお店に行って試着して、サイズや色合いを確認してから買うことをお勧めします。お店で購入するときは、フラ・タヒチアンの専門ショップに行くと豊富な種類があるので、自分にあったものが見つかるはずです。


他にも、タヒチアンスカート、ケイキ(子供)用品、フリンジ、タッセル、ハウ・ロゼット、フェザーなどタヒチアンダンスに必要ものは簡単にお店で揃えることができます。ネットショップだと本場のハワイから取り寄せてくれるお店もあるので、ショッピングも楽しみながら、自分の好みに合った衣装を買って、タヒチアンダンスに参加しましょう。


-終わりに
 タヒチアンダンスを始めるにあたって、衣装にこだわることも醍醐味の1つです。日常ではあまり着ることがない衣装に身を包んで、本場のタヒチアンダンスの気分を楽しみましょう。タヒチアンダンスの衣装に興味を持たれた方は、これを機にタヒチアンダンスの奥深さを追求してみてはいかがでしょうか。

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