タヒチアンダンスは、大まかにいうと、「オテア」と「アパリマ」と「アフロア」いう3種類の踊りがあります。
「オテア」は、パーカッションやドラムのビートにのせて腰を激しく動かすダンスです。一番タヒチアンダンスらしい踊りです。
「アパリマ」はリズムの早い歌でダンスをします。一方、「アフロア」は、ゆっくりとした歌に合わせて、物語をダンスで表現するので、ゆったりとした動きです。
そのため曲選びはタヒチアンダンスをやる上で重要です。今回は、タヒチアンダンスに使われる有名な曲について紹介します
■ 「Pate Matai」
メロディーラインがなく、打楽器演奏のみで構成されているオテアで使われる楽曲です。軽快でテンポが速いリズムが特徴的で、繰り返される打楽器の音色が心地良い曲です。
■ ボビーホルカム「Porinetia」
ボビーの音楽は、レゲエ音楽とタヒチ音楽の融合です。ボビーのやさしさ、穏やかさを感じられる曲が多いです。こちらは、楽しく明るい気持ちになる曲で、子供からお年寄りまで幅広い年代の人が馴染みやすい曲です。踊る人みんな笑顔になること間違いなしです。
■ ボビーホルカム「Orio」
ゆったりとした曲調で、さわやかさを感じることができる曲です。
■ サブリナ「Tu'e Popo」
見ている人を元気にするような明るい曲です。タヒチの歌姫と呼ばれているサブリナの歌は、聞く人の心を豊かにするような魅力があります。心がウキウキと踊りだせば、体も自然とリズムに乗っているはずです。
■ サブリナ「Te Vai Nui」
サブリナの優しい歌声が特徴的な曲です。まるでハワイの海辺にいるような気持になりますね。聞く人に安らぎや平穏を届けてくれる曲調なので、優しさを表現するときに使えることでしょう。
■ Les Grands Ballets de Tahiti (レ・グラン・バレエ・タヒチ)「Ianorana polynesia」
グランバレは、本場タヒチでも大変有名なタヒチアンダンスグループです。パリを始め、ヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリアなどで公演を行い、その素晴らしいステージは世界中で絶賛されています。そんな人気グループの曲は、どれも見る人を惹きつけ、圧倒するものとなっています。
■ Te Vaka 「Lakalaka」
Te Vakaはタヒチアンのアーティストではないですが、タヒチアンダンスでは多くその楽曲が使われます。力強い歌声に合わせるため、ダンスは必然的に激しいものとなっていきます。
■ Te Vaka 「Loimata e Maligi」
こちらはディズニー映画「モアナと伝説の海」のテーマソングにも使われており、なんとも神秘的な曲調になっています。タイトルは「流れ落ちる涙」という意味であり、悲しくも沢山の人の想いが詰まった曲になっています。