はじめに
こんにちは!今回はジャズダンスの為のバレエレッスンについてご紹介します。もしかすると、バレエはジャズダンスの基礎になるということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
今回の記事ではどのような点でバレエがジャズダンスの基礎となるのか、はたまたデメリットとなる点はなんなのか、ジャズダンスやバレエの特徴に触れながらご紹介したいと思います。
■ ジャズダンスのバレエ要素と違い
(1) ジャズダンスの特徴
ジャズは特に手の指先やつま先まで意識した、しなやかな動きが特徴の振付になっています。ジャズダンスは20世紀初めにアメリカでジャズミュージックに合わせて踊られているものを指していました。
近年では、サックスなどで演奏されるジャズミュージックを始めとし、幅広いジャンルの音楽で踊られています。
ジャズダンスはあらゆる場面で見かけることが多く、女性アーティストのパフォーマンスはほぼジャズダンスでできているといっても過言ではありません。
ジャズダンスは比較的、しなやかな動きにはなりますが、しなやかなダンスをしたい男性の方でも比較的受けやすいジャンルになっています。
ジャズダンスだけでもいくつかの分類に分かれ、その中でもジャズヒップホップやジャズファンクは比較的新しいジャンルになっています。
ジャズダンスの中にも新たなジャンルが増えたことによって、今まで大人の方が多かったジャズダンスが、若者にも影響を与えるジャンルになってきました。
(2) ジャズダンスとバレエの共通点
ジャズダンスとバレエの共通点としてまず挙げられるのが、軸がありつつの動きのしなやかさです。ジャズダンスもバレエも、特に指先の意識をすることでより綺麗なダンスができるのが1つ目の共通点です。改めて、細部にまで意識を向けてみましょう。
次に挙げられるのが、柔軟性です。これは、ジャズダンスやバレエのみに限らずですが、特に必要とするこの2つのジャンルでは、柔軟性を鍛えておいて、絶対に損はないでしょう。
(3) ジャズダンスとバレエの違い
ジャズダンスはバレエを基礎としているものの、全く異なったダンスになっています。ジャズダンスは、バレエにリズムを持たせたダンスで、音楽もクラシックではなく、ジャズやポップな音楽に合わせて踊ります。
簡単に言えばバレエ要素の入ったフリースタイルダンスのようなものです。
それに対して、バレエは基本的に決まった型があり、それにあわせてステップなどを踏むものを指します。
■ ジャズダンサーがバレエレッスンを受けるメリット・デメリット
(1) バレエレッスンのメリット
ジャズダンスをするにあたって、バレエレッスンを受けるメリットとしては、「軸」の確立です。どのダンスにおいても「軸」は必要になってきますが、ジャズダンスでは特に「軸」が必要になってきます。その準備として、初心者の方はまずバレエレッスンを受け、基礎を鍛えることが良いとされています。
バレエでは「引き上げ」「アンディオール」「プリエ」「タンジュ」という、ジャズダンスに必要不可欠な「軸」を1つ1つ細かく学ぶことができるため、ジャズダンスをしている方、これから始めてみたい方は、バレエのレッスンを受けてみて、改めて「軸」について考え直しても良いかもしれません。
(2) バレエレッスンのデメリット
上記にてバレエレッスンを受けるメリットをご紹介しました。ではバレエレッスンを頻繁に受ければいいのかというとそうではありません。次はバレエレッスンを受けるデメリットをご紹介します。
バレエレッスンでは主にクラシック曲を使用するのですが、バレエをフリースタイルにしたようなジャズダンスで、バレエレッスンで教わったことをそのまま活かすと、やや硬いダンスになってしまいます。
これからジャズダンスを続けていきたいという方は、あくまで柔軟性などの基礎を見直すために受けるのが良いでしょう。
■ ジャズダンサーの為のバレエレッスンとは
バレエを受けることでジャズダンスに必要な、しなやかさなどの美的センスを鍛えることができます。だからといってジャズダンサーを目指すためにバレエのレッスンをたくさん受けるのではなく、たまにバレエのレッスン受けてみて、改めて基礎を見直す程度に受けるのが良いと思います。
「テーマパークダンサーや劇団員としてダンスをしたい!」という方は、よりしなやかさが必要とされるため、今受けているダンスレッスンと並行してバレエレッスンも少し多めに受けてみても良いかもしれません。
おわりに
今回はジャズダンスとバレエレッスンについてご紹介しました。ジャズダンスをしている方は、改めてバレエレッスンを受けてみることで刺激にもなって、新しい発見や成長につながるかもしれませんね。
数あるジャズの中でお気に入りのジャンルを探してみて自分なりのダンスを表現できるよう、改めてバレエレッスンを受けてみるのはいかがでしょうか?